Linux&BSD:導入メモZenwalk 4.6

Zenwalkについて

Zenwalkは2004年に活動を開始した若いLinuxディストリビューションだ。当初「Minislack」と名乗っていたことからうかがえるように、Slackwareベースのコンパクトなシステムを構築しており、低スペックのPCでも軽快に動作する。簡潔で美しいデザインも魅力。独自のパッケージ管理ツールを備えており、アプリケーションを比較的容易に追加導入することも可能だ。

Zenwalk 4.6(インストール直後)
Zenwalk 4.6(インストール直後)

デスクトップ環境

標準デスクトップ環境はXfce。ZenwalkのレポジトリにはほかにKDE、FluxBoxが用意されている。

パッケージ管理

基本はSlackwreと同一。これを補完する形で、「Netpkg」という独自のパッケージ管理ツールを備えている。一般的にSlackware系のパッケージメンテナンスは煩雑だといわれているが、これにより主要アプリケーションを容易に追加・更新・削除することができる。

日本語対応

インストール直後の日本語対応状況

インストール時にシステム全体のロケール(言語などの設定)、キーマップ、タイムゾーンを設定可能。日本語フォントもデフォルトでインストールされる。インストール直後の日本語対応状況は以下のとおり。

項目状況備考
全般ロケールja_JP.UTF-8 など
キーマップjp106 jp など
タイムゾーンアジア/東京 など
Xフォントビットマップフォントのみ
キーマップ×pc105 jp
日本語入力ソフト×
デスクトップ環境(Xfce)ロケールシステムロケールに準じる
主要ソフトのロケールFirefox×英語
Gnome Officeシステムロケールに準じる

日本語TrueTypeフォントのインストール

IPAフォントなどの日本語TrueTypeフォントをインストールする。

Xの設定をするさい、/etc/X11/xorg.conf内にある「Section "InputDevice"」の「"XkbModel" "pc105"」を「"XkbModel" "jp106"」に書き換えるといい。

主要ソフトの日本語化

Firefox

Netpkgを利用してFirefoxのロケールデータをインストール。このあとFirefoxを起動すると日本語化される。

# netpkg firefox-ja

SCIM/Anthyのインストール

SCIM(汎用入力プラットフォーム)、Anthy(かな漢字変換エンジン)、SCIMAnthy(辞書管理ツール)のソースをダウンロードし、インストールする。

SCIM、Anthy、霞のインストール
$ tar zvxf (解凍するソース)
$ cd (解凍先のディレクトリ)
$ ./configure
$ make
# make install

SCIMAnthyのインストール(SCIM、Anthyのインストール完了後に行う)
$ tar zvxf (解凍するソース)
$ cd (解凍先のディレクトリ)
$ PKG_CONFIG_PATH=/usr/local/lib/pkgconfig ./configure
$ make
# make install

環境変数の設定

SCIMを使用するにはデスクトップ環境の起動前に環境変数を設定する必要がある。方法はいくつかあるが、全員がSCIMを使うなら/etc/profile.d内にスクリプトを置くのも手だ。具体的には/etc/profile.d/scim.shを以下の内容で作成し、実行権限を与える。このスクリプトはシステム起動時に実行される。

export XMODIFIERS="@im=SCIM"
export GTK_IM_MODULE=scim
export QT_IM_MODULE=scim

自動起動

Xfceの自動開始アプリケーションに「scim -d」を設定する。

(2007年06月04日更新)