Linux&BSD:導入メモKubuntu 7.04

Kubuntuについて

「万人にITの恩恵を」という理想とユーザーフレンドリーな設計で人気急上昇中のLinuxディストリビューション、Ubuntu。そのKDEバージョンがKubuntuだ。Ubuntuの精神に共鳴しつつ、GnomeよりもKDEを好む人向けのディストリビューションだといえる。同様のUbuntu関連プロジェクトに、XfceバージョンのXubuntuがある。

Kubuntu 7.04(インストール直後)
Kubuntu 7.04(インストール直後)

デスクトップ環境

いうまでもなく標準デスクトップ環境はKDE。好みに応じてGnome、Xfce、fvwm-cristalなどを追加インストールすることもできる。

パッケージ管理

パッケージ管理システムはDebianベースのDEB。豊富なパッケージをapt-getコマンドで容易にインストールできるのはUbuntuの魅力のひとつだ。GUIパッケージマネージャーはAdeptが用意されている。

インストール

公式サイトなどからライブCDかインストールCDのISOイメージをダウンロードし、CD-Rに書き込む。このCDでPCを立ち上げ、インストーラーを実行すればいい。

日本語対応

インストール直後の日本語対応状況

インストールの第一段階で日本語を選択すると、システム全体のロケール(言語などの設定)、キーマップ、タイムゾーンが日本仕様になる。さらにKDEの日本語設定やAnthy(かな漢字変換ツール)のインストールまで自動的に行われるという手際のよさ。さすがはユーザーフレンドリーなUbuntuだ。インストール直後の日本語対応状況は以下のとおり。

項目状況備考
全般ロケールja_JP.UTF-8
キーマップ
タイムゾーン
Xフォント東風サブセット
キーマップjp106 jp
日本語入力ソフトSCIM/Anthy
デスクトップ環境(KDE)ロケール
キーマップ
タイムゾーン
主要ソフトのロケールFirefoxFirefox本体はマニュアルインストール
OpenOffice

IPAフォントのインストール

デフォルトでは東風ゴシックがインストールされる。日本語Linuxの普及に大きく貢献したこのフォントだが、今日の目で見るとクオリティが高いとはいえない。やはりIPAフォントなどがほしいところだ。

grass-japan.orgなどからIPAフォントを含むパッケージをダウンロードし、任意のフォルダに展開、IPAフォントをインストールする。作業にはKDEのユーティリティを利用するのが手間いらず。フォントインストーラを起動して管理者モードに入り、「フォントを追加」ボタンを押してIPAフォントを選択すればいい。インストール先は/usr/local/share/fontsになる。

Xの設定

/etc/X11/xorg.confの編集、fonts.dirなどの設定ファイルの生成は、フォントインストーラにより自動的に行われる。

Xftの設定

/etc/fonts/local.confを以下の内容で作成する。これにより、IPAP明朝がSerif、IPAPゴシックがSans Serif、IPAゴシックがMonospaceにひもづけられる。

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">

<fontconfig>

  <dir>/usr/local/share/fonts</dir>

  <alias>
    <family>serif</family>
    <prefer>
      <family>IPAP Mincho</family>
    </prefer>
  </alias>
  <alias>
    <family>sans-serif</family>
    <prefer>
      <family>IPAP Gothic</family>
    </prefer>
  </alias>
  <alias>
    <family>monospace</family>
    <prefer>
      <family>IPA Gothic</family>
    </prefer>
  </alias>

</fontconfig>

追加パッケージのインストール

Anthy関連パッケージのうち、(辞書管理ツール)はマニュアルでインストールすることになる。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install kasumi
Kubuntu 7.04(僕のデスクトップ)
Kubuntu 7.04(僕のデスクトップ)
(2007年04月29日更新)