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ファンアート:Yuriko

本名Foo Swee Chin(フー・スウィ・チン)。1977年7月27日、シンガポール生まれ。漫画に触れることを禁じられながら、ひそかに「ドラゴンボール」をはじめとする日本のマンガに親しむ。中学生のころNeil Gaimanの「The Sandman」(DC Comics)と出会い、生と死の交差する幻想的な世界に多大な影響を受ける。

中学卒業後、高等専門学校でデザインを学ぶ。このころすでに漫画家志望を固めていたが、卒業後はひとまずマルチメディアデザインの仕事に就く。

1997年、シンガポールのアマチュア作家の作品を集めたアンソロジー、「漫画同盟」(亞太図書)で処女作を発表。そのあとしばらくの間、友人たちとのアンソロジーやイラストレーションの制作が続いた。しかし、漫画市場として好条件とはいえないシンガポールでの創作活動には、さまざまな困難があったようだ。

やがてNeko Pressという小出版社に誘われ、2001年に「The Art of Foo Swee Chin」で米国デビュー。そして2002年、Serena Valentinoの「Nightmares & Fairy Tales」(Slave Labor Graphics)のアーティストとして抜擢され、その才能を世に知らしめる。

彼女の魅力は、日本の漫画の影響を大きく受けた親しみやすさと、Neil Gaiman、Jhonen Vasqez、そしてEdward Goreyといったゴスの流れを汲んだ死の香りを漂わせる世界の共存にある。FScの世界はフリーキーで、多くの場合苦痛に満ちているが、それと同時にユーモラスで、いつも人懐っこい。