Fantastic Five #5
ファンタスティック・ファイヴの主要メンバーをドゥーム城に拉致監禁し、彼らの子どもたちを宇宙に追放したドクター・ドゥーム。完全勝利を収めたように見えながらも、彼の心は晴れなかった。リードを頭脳勝負で跪かさなければ、彼にとって本当の勝利とはいえないのだ。ついに彼は、リードの拘束を解き、決闘を申し込むのだった…。
大団円。じつにTom DefalcoのFFらしい作品だった。構成上いくつか問題点はあるが、許容できる範囲。魅力のほうがはるかに勝る。リードとドゥームの決闘の場面で、彼らの内面を描いてほしかったという気もするけど、あのような外形的な描写に終始したからこそ、リードのいう“犠牲”の意味をあれこれ想像する楽しみがあるわけだし。決闘の最終局面のリードはまさにヒーローそのもの。感動してしまった。Ron Limの絵も良かった。Mike Wieringo亡きいま、彼のように親しみやすい絵を描けるアーティストは貴重だ。これからもぜひがんばってほしい。
Fantastic Four: First Family #2