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2007年01月18日

Super Market #4

必死の逃亡もむなしく、ペラは日本とスウェーデンの犯罪組織連合に捕らえられてしまう。彼らの狙いは、ペラの両親が組織から横領した莫大な資産だった。その資産の凍結を解く鍵が、ほかならぬペラだったのだ。言うことを聞かなければ友人の命はないと脅され、ペラは資産の引き渡しを了承するが…。

リミテッド・シリーズ完結編。残念ながらストーリーは不出来。プロットは必然性に欠け(これほどまでの力を持っていながら、なぜペラの両親はむざむざ死ぬことを選んだのか?)、“日本=ハイテク×エログロ”という古ぼけたセンスも気になる。Kristianのアートはなかなか良かった。煤煙がしみついたような都会の風景、セクシーかつユーモラスなキャラクター。この人はカルト的な人気作家になるかもしれない。

2006年07月19日

Supermarket #3

日本のヤクザとスウェーデンのポルノ・シンジケートに追われる少女、ピーラ。助けを求められる人もなく、途方に暮れた彼女は、思い切ってちょっとイイ感じだったヤクザの少年とコンタクトを取るのだった。嬉しいことに、少年は彼女の味方になってくれるが…。

お話はネジが外れていてよい。絵もポップ。父親譲りのライトタンの肌に母親譲りのプラチナブロンドの髪という、ユニークな容姿のピーラがかわいい。生硬な現代社会批判は正直余計だと思うが、Brian Woodとしては欠かせないのだろう。このオフビートな冒険がどのような結末を迎えるのか。次号、最終号が楽しみだ。

2006年07月03日

Cobb #1

弱きを助け強きをくじく。正義感は人一倍。喧嘩も強いナイスガイ、コッブ。子犬をいじめた5人の男を病院送りにして逮捕された彼のもとに、ある知らせが届く。シークレット・サービス時代の上司が、彼を探しているというのだ…。

わはは。こりゃいい。Beau Smith/Eduardo BarretoによるB級娯楽アクション。“一人目の男のふとももに鉄棒を突き刺したそうだね”“逃げようとするからさ”“二人目は車のボンネットに何度も頭を打ち付けて気絶させた”“石頭だったぜ”(略)“そして五人目は車のフロントガラスに投げ込んだ”“奴は小男だから投げやすかったのさ”だって。ひでえ(笑)。最大の魅力はEduardo Barretoの絵。闊達なインクは、まさにベテランの味だ。

2006年05月02日

Smoke #1

階層化が一層進行し、腐敗、荒廃が著しい英国。ある日、ひとりの年金暮らしの老人が殺害される。老人は政府の御用アサシン、ルパート・ケインの元上官だった。その死に不審を抱いたルパートは、独自の調査を始める。そのころロンドンでは、テロリストグループが産油国からの来賓を拉致していた…。

Alex de Campi/Igor Kordeyのリミテッド・シリーズ。現代社会の病巣ねえ。ハードコアといえばハードコアだが、ありがちといえばありがちだ。キャラクターに魅力があれば良かったのだが。

2006年04月02日

Supermarket #2

両親がペラに残した遺言メール。それによると、父は元日本のヤクザ、母は元スウェーデンのポルノ女優で、二人とも組織から追われる身だったという。そして、組織が次に狙うのは彼女だというのだ。今や誰一人頼れる者のいないペラ。いったいどうすれば良いのか途方に暮れる彼女だった…。

当初の予想とは異なりオフビートな方向へ。タバコの煙をもうもうとさせながら拳銃を乱射するヤクザたちに大笑い。金髪美女のアサシン集団といい、あり得ない展開が楽しい。携帯電話、地下鉄パスカードといった小道具の使い方も新鮮で、現代らしさを醸し出している。この勢いの持続を期待。

Supermarket #2Supermarket #2

2006年03月14日

Supermarket #1

フォートレスタウン(富裕層専用住宅街)に住む女の子、ペラを突然襲った悲劇。普通のビジネスマンだった父、普通の主婦だった母が、自宅で日本のヤクザに惨殺されたのだ。“警察には行かないように”という、不可解なメールを彼女に残して…。

Brian Wood/Kristian Donaldsonによる全4回のミニシリーズ。自立を模索する若者という、いかにもBrianらしい主題。クライムサスペンス風の展開が新鮮。意外と引き出しの多い人だ。Kristianのサイトを見ると、今後、なかなかぶっ飛んだ展開になっていくようで楽しみだ。

Supermarket #1Supermarket #1