The Trails of Shazam! #11-12
キャプテン・マーヴルの使命を受け継ぐための試練に挑むフレディ。しかし、悪の魔道士サビーナの猛追にあい、彼は苦境に立たされる。残ったふたつの力、マーキュリーのスピードとゼウスのパワーをなんとしても獲得しなければならない。そこで彼とマーヴル(キャプテン・マーヴルの現在の姿)は善の魔道士たちに助力を求めるのだった…。
まずは“ごくろうさま、フレディ”と声をかけてあげたい。シリーズの当初の構造─現代社会に失望し姿を消した神々を無力な青年が訪ね歩く─は号数を重ねるにつれて霧散してしまったが、そのかわりにサビーナという魅力的なヴィランが生まれたわけで、必ずしも欠点ではないと思う。JLAとシャドウパクトが応援に駆けつけたのもよかった。つまりDCユニバースの太陽と新月がそろってキャプテン・マーヴルの復活を祝福したわけだ。ただ、こういう物言いはフレディに気の毒だが、ビリーがいない喪失感はぬぐえない。できれば最後にふたりが語り合う場面を見たかった。