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2006年06月28日

Conan #28

戦士となり武勲を立てることを夢見る青年。しかし、一家の暮らしを支えるため、彼は小さな村で農夫として働くことを余儀なくされていた。そんなある日、コナン一行が現われ、村は彼らと魔物との戦場になる。あこがれの戦士になるまたとないチャンス。青年は武器を手に取るのだが…。

ロバート・E・ハワード生誕100年を記念し、Kurt BusiekとEric Powellが参加した特別号。壮大な冒険談を期待していたら、なんとも物悲しいお話だった。誰にも理解されずひとり死んでいった青年。命を懸けて村を救ったことを彼自身が誇りにしているのが、せめてもの救いだ。

2006年05月31日

The Goon #17

ロンリー・ストリートにあふれる畸形ソンビの群れ。全力で駆除に取り掛かるグーンたちだったが、ぞくぞくと沸き出るゾンビたちに、手を焼かされる。やがて、ゾンビの集団が変態を始めるのだった…。

現在の日本の漫画ではまず見られない差別表現にドッキリ。ゾンビたちの母親の姿に戦慄を覚えた。絵の試行錯誤も興味深い。伝統的な製版色指定と水彩を併用して画質に差をつけているのに注目。投書欄の漫才は最高におかしい。サービス精神旺盛な人だ、Eric Powellは。

2006年05月27日

The Boogeyman

心を閉ざしたひとりの女性。彼女の頭の中は怪物ブギーマンのことでいっぱいなのだ。彼女がこのようになったのには、訳があった…。

アンソロジー「Sexy Chix」に収録されたColleen Cooverの傑作短編。いつも怪物のことをつぶやいている彼女が、ある場所では口をつぐむ訳は。ある行事の前の日に、泣き崩れた訳は。それを思うと、悲しくて胸が潰れそうになる。構成は完璧。柔らかい線をじょうずに使った絵もすばらしい。

2006年03月25日

The Goon #16

ゾンビ・プーリストの野望をくじき、一躍街の顔役となったグーン。好む好まざるに関わりなく、彼は暗黒街の勢力争いに巻き込まれていく。そのころゾンビ・プーリストは、復讐のための儀式を行っていた…。

派手なアクション描写の裏に、やりきれない暗さが塗り込められている。バザード(屍肉を食らうことでのみ飢えを満たされるという忌まわしい呪いをかけられた男)の登場シーンが印象的。Eric Powellの犯罪/怪奇コミック趣味は一段と深まったようだ。Thomas Sniegoski/Michael Avon Oemingによるバックアップの短編は、思わず引いてしまうほどアンモラル。いいのかね、人殺しだよ、これ(苦笑)

The Goon #16The Goon #16

2006年01月24日

The Goon #15

友人一家がジプシーの魔女に脅迫されていることを知ったグーン。腕力では太刀打ちできない相手だと悟った彼は、奇想天外な策を思いつくのだった…。

あはははは。おもしろい。Eric Powellの絵はいつもどおり高水準。巻末読者投稿欄の掛け合い漫才も最高。“DVD”のくだりでは思わず吹いてしまった。

The Goon #15The Goon #15

2005年12月30日

Billy the Kid's Old Timey Oddities #1-4

ビリー・ザ・キッドは生きていた。素性を偽り、放浪の旅を続ける彼に、フリーク・ショー一座が声をかける。“われわれは、ある財宝を求めてヨーロッパへ渡るつもりだ。ついては、殺人の専門家として同行してほしい”と…。
Eric Powell/Kyle Hotzらしい、バッド・テイストなアドヴェンチャー。ビリー・ザ・キッドとフランケンシュタイン博士の対決というアイデアに脱帽。いったん膝を屈したビリーがふたたび立ち上がる場面では、思わず拍手したくなった。快作といえる。ただ、きわめてグロテスクな描写が続くので、耐性のない人は要注意。僕は新橋の洋食屋でオムライスを食べながら読んだのだが、途中から味がわからなくなった(笑)