Logan #2
第二次世界大戦末期の日本。日本軍の人体実験施設を脱出したローガンは、逃走の途中、美しい娘と出会う。たちまちひかれあい、一夜をともにするふたり。しかし、別れはすぐに訪れる。彼と一時行動をともにしていた米兵が娘を刺殺するのだ。怒りに身を震わせながらローガンは米兵に立ち向かうが…。
よくできているが、舞台が広島だと明かされた時点でお話のだいたいの流れが見えてしまうという物足りなさも。もっとも、これは日本人の見方で、アメリカの読者にはショッキングな展開なのかもしれない。稲田がえんえんと続く田園風景だったはずなのに、原爆が投下されたとたん瓦礫の山が現れるのはご愛嬌。とはいえ、真摯に作られた作品であることは確か。セリフのひとことひとことに二重三重の意味が込められていて読み応えがある。