Hulk #2
赤い偽ハルクの出現。対応を協議していたトニー・スタークのもとに急報がもたらされる。偽ハルクがだいたんにもシールド・ヘリキャリアに侵入してきたのだ! 即座にアイアンマンに変身して応戦するトニー。しかし、偽ハルクの破壊行為はヘリキャリアに深刻なダメージをもたらす。都合の悪いことに、そこはマンハッタンの上空だった…。
ハリセンの音が響く響く。まず気になるのが、偽ハルクはハルクのことを当初よく知らなかったということ。おそらく彼の正体は“ハルク大戦”の教訓から合衆国陸軍が開発した対ハルク抑止兵器ではないだろうか。彼の行動はプログラムの暴走によるもの。その計画にはリック・ジェームスも一枚かんでいた、とすればいろいろつじつまが合う。“World War Hulk”を受けての展開としては悪くないし、歴代アイアンマン・アーマーが出動するところなど“ああ、読者を楽しませようとしているな”と伝わってくる。ただし、問題は多い。展開があまりにも不自然なうえ、読者の心理を投影できるキャラクターがひとりもいないため、置いてきぼり感が強い。危機的な状況だというのに、みんなみょうに他人事のようなのも興をそぐ。こんなに下手だったけ? Jeph LoebとEd McGuinnesって?