Logan #1
1945年、第2次世界大戦末期の日本。ある地方都市の軍事施設にひとりのカナダ人男性が運び込まれる。彼の名前はローガン。日本軍は彼の特殊能力に着目し、超人兵士開発のための生体実験を行おうとしていた…。
傑作の予感。冒頭のローガンの独白、“I was cursed with a body that just won't break, no matter what the world does to it.”でまずガツンとやられる。“the world”という言葉の選択に、彼をさいなむ孤独感がにじんでいる。Eduardo Rissoの絵もすばらしい。リサーチを重ねた日本描写、とくに城郭と軍装品(下士官が十四年式拳銃を持っている!)には感心させられた。女性も魅力的。やはり日本人女性は和服と日本刀だね。生体実験、捕虜虐待といった日本軍の残虐行為を思い起こさせる設定に居心地の悪さを感じつつ読み進むと、衝撃的なヒキが。すると導入部に登場した男はあの惨劇から生まれたのだろうか?