Daredevil Annual #1
ブラック・タランチュラことカルロス・ラムエルトが仮釈放の身となる。薬物売買、強請、殺人などさまざまな悪事を働いてきた彼だったが、この機会に更生する決意を固めていた。とはいうものの、所持金はわずかで働き先の当てもない。そこで彼は旧知のマットのもとを訪ねるのだった…。
好短編。“parole”という単語に“仮釈放”と“仮入国許可”のふたつの意味があることを初めて知る。何の落ち度もない老婦人を殺害したかつての仲間に憤りを感じながらも、“昔の俺は奴以上の極道だった”と反芻するあたりが苦くていい。今後、彼はパニッシャーのような道を歩むのだろうか。たとえどれほど悪人を退治しても、動機の根底に罪悪感がある限り、心が晴れることはないと思うのだが。
投稿者: Anonymous | 2010年07月30日 11:29