Chimney 25
クリスマスを間近にひかえた夜、猫の亡霊と記憶を喪失した怪物の亡霊が街角で出会う。怪物の亡霊の正体はサンタクロースに違いないと信じ、猫の亡霊は彼を巨大なサンタクロースのバルーンが飾られたショッピングモールに案内する。それは惨劇のはじまりだった…。
クリスマスを題材としたFScの作品集。3年前に刊行された作品だが、今回読み返してみてやっとお話がわかった(苦笑)。ストーリー自体はそれほど特異ではないが、構成上非常にだいたんな省略がなされていて、それを想像力で補うことが要求されるのだ。どの作品でも人がばたばた死ぬが、命のはかなさよりもむしろつまらなさが印象に残る。FScのダークサイド全開の作品だといえると思う。