Black Adam: The Dark Age #2
ヒマラヤ山脈奥地に眠っていた秘法を用いて妻イシスを復活させようとしたテスアダム。しかし、あることが見落とされていたため、この試みは無残な結果に終わる。内心に深い悲しみを抱えながら、テスアダムはほかの方策を探ろうとする。JSAが捜索に動いていることなど、もはや彼には関心外だった…。
冒頭、イシスの復活が失敗に終わる場面は、悲惨でグロテスクだが美しさがある。ヒマラヤを脱出する際の残酷描写のすさまじいこと。そのあとの世界を放浪しながらテスアダムが狂気を宿していくところなど、Doug Mahnkeは最高の仕事をしている。陰惨な描写が続くなか、ワールド・ファイネストをコメディ・リリーフとして使うのがしゃれていていい。読者を選ぶのは確かだが、先が楽しみなリミテッド・シリーズだ。