The Incredible Hulk #108-109
憤怒をあらわにしマンハッタンを瓦礫の山に変えていくハルク。多くの人々が彼を阻止しようと攻撃を試みるなか、別の角度から彼に接近しようとする少数の者がいた。その誕生以来ハルクを見つめてきたリック・ジョーンズと、ハルクに親近感を抱く少年アマデウス・チョだ。だが、二人がようやくハルクのもとにたどり着いたそのとき、ロス将軍率いる陸軍精鋭部隊の苛烈な攻撃が始まるのだった…。
“Warbound”#3-4。おもしろい。#108は一種の番外編で、リックとハルクの親友を自認するエイリアンの出会いが回想を交えて描かれる。復讐を是認するエイリアンと血を流すほかにも方法はあると信じるリック。ともにハルクを慕っていながら、二人の目指すところはまったく異なるのだ。Leonard Kirkの堅実な絵が内容によく合っている。#109は#106-107の続き。文字どおり生死をともにするなかで絆を深めていくアマデウスとハーキュリーズ、エンジェル、ネイモラ。エモーショナルな盛り上がりの直後、ハルクの残虐行為が明らかになり、一挙に緊迫感が増すあたり、見事な構成だ。こちらの絵を担当しているCarlo Pagulayanには日本の漫画の影響が感じられる。アマデウスがチョコレートを口にする描写は「デスノート」を意識したものだろう。
投稿者: Anonymous | 2010年07月30日 11:28