読書家のニートの少年。一日中自室に閉じこもって本を読みふけり、ときおり冷蔵庫の前に座り込んで食事をする。それが彼の生活だった。ある日、冷蔵庫の扉を開けた少年は、そこにナルニア王国の世界を見てしまう。思わず興奮した彼は、冷蔵庫の中に入って行くのだった…。
シンガポールの異才、FScの掌編。同人誌「漫画の手帖」53号に掲載された(Web上で閲覧することも可能)。「Mince」と同じく周囲の無理解と自殺願望に翻弄される若者を描いた作品だが、語り口は「A Lost Stock of Children」風の軽妙なもので、気楽に読める。小品だが、FScのエッセンスが味わえる佳作だ。
投稿者: Anonymous | 2010年07月30日 11:16