Superman #654-656
スーパーマンとして多忙な日々を送るクラーク。ときには平凡な幸福にひたりたいという思いはあるものの、間断なく起こる事件が彼に暇を与えないのだった。そんなある日、彼のもとに旧知の女性二人から取材の依頼が入る。ひとりは高校時代想いを寄せていたラナ・ラング。彼女はいまレックスコープの再建という困難な仕事に取り組んでいた。そしてもうひとりは放浪時代に知り合ったキャリー・リューエリン。生物学者として活躍している彼女は、現在カザフスタンである施設の調査を行っていた…。
すばらしい。欠点は多い。古雑誌のようなストーリー展開。表面的にしか扱われないサブキャラクターたち。しかし、この物語のクラークの人間的な魅力はそれらを補って余りある。“弾丸よりも速く、力は機関車よりも強く”といったこととは違う次元の、彼の大きさに打たれる。#655のラナとの会話のほろ苦いこと。ラナの“Just like old times”というつぶやきが、皮肉にも二人の距離を際立たせている。Carlos Pachecoのペンシル、Dave Stewartのカラーも上質。鮮やかにはためく赤いケープが美しい。
投稿者: Anonymous | 2012年02月10日 16:19